如月五月の「ちょっと気になる話題、情報を斜め視線から」

ちょっと気になる話題、情報を斜め視線で解説

2019-04-10から1日間の記事一覧

「発想力」「行動力」「継続力」を兼ね備え持った将来の首相候補の経歴

小泉進次郎 日本の未来をつくる言葉 2018年7月1日 本書は、農林中金の外為ディーラー、フジテレビのNY支局長などを経て、現在解説委員を務める著者が、 NY駐在中に初めて会って以来、取材メモとして残してきた(が、報道に使用されなかった)「素材」を世の…

奨励会の実態を「やや斜め」から解説、棋士のコスパは意外にいい?

奨励会 ~将棋プロ棋士への細い道~ 2018年6月28日 藤井聡太七段の活躍で将棋界が注目を集めるなか、プロ棋士の養成機関である「奨励会」に15歳から4年間 在籍、その後波乱の人生を送りつつも小説家としてデビューした著者が、元奨励会員として現在の奨励会…

世界有数の識者8人、世界の近未来を語る――内容の濃いインタビュー

未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか 2018年6月20日 国際ジャーナリストという肩書が一番しっくりくる著者が、国際情勢、社会問題などの各分野世界で有数の 知識人8人に「未来」をテーマにインタビューした本である。 大抵の新書は1時間ぐらいで読み終え…

ストレスは人を殺す。対応策は「防御」と「撤退」

本当に怖いキラーストレス 頑張らない、あきらめる、空気を読まない 2018年6月19日 東京・銀座でクリニックを営む精神科医の書いた「ストレス対策本」である。 夜9時まで診療していることもあって、付近の高収入のビジネスマンの受診者が比較的多いようで、…

必要にして十分なセット。時計店に持ち込むのが馬鹿らしくなります

DIY

JOBSON™ 時計工具 セット PRO 2018年6月17日 この商品よりも安い品物もありますが、本商品について言えば「必要にして十分、かつ精度の高く安心でき る」と言えると思います。 各工具がしっかりと作られていて、使いやすさも文句なし。ケースも程よい大きさ…

問題先送りはあと20年が限界――「核技術」は安全保障のうえで必要不可欠

逃げられない世代 ――日本型「先送り」システムの限界 2018年6月16日 東大経済学部卒→経済産業省キャリア官僚(7年半)→フリーランス(5年半)という経歴を持つ著者が、 日本の抱える「社会保障」と「安全保障」をテーマに問題提起をする本である。 第1章…

守旧派の中高年世代への強烈な苦言、「差別なき自由な世界を」

朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論 2018年6月13日 タイトルに「朝日」とあったので、興味本位で読んでみたが、「朝日新聞」とはほとんど何の関係もなく、 世界及び日本を「保守」「リベラル」という概念から解説する内容だった。 これは食わず…

著者得意の独自ネタが満載、金融業界を中心に世の中の仕組みの実態に迫る

「階級格差」時代の資産防衛術 2018年6月10日 須田氏の著書は何冊か読んだことがあるが、世の中であまり語られない金融関係の「裏事情」に精通してい るというイメージがあったが、本書でもお得意の独自ネタが満載である。 ネタのオリジナルを売りにする金融…

独学は効率がいい。目的を設定し、とにかく始めてみることが大事

「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ 2018年6月10日 野口先生の本は、20年以上前に「超」整理法を読んで以来だが、「既存の常識に囚われない独自の視点でア イディアを提起する」という立ち位置は変わっていないと感じた。 さて今回のテーマは「独学」であ…

養老先生からの悩める中年世代へのメッセージ

歳を取るのも悪くない 2018年6月9日 まず本書は「対談」ではなく「インタビュー」であることを知っておいた方がいい。 元アナウンサーで40代の小島慶子氏が、元東大医学部教授で80歳を迎えた養老孟司氏に、人生の様々な問 題、疑問などについて質問、それに…

辛口でも辛さは控え目、外箱がないのはエコで良い

Happy Belly ビーフカレー 辛口 2018年6月5日 内容量は180gで標準的、固形物はじゃがいもの1センチ角程度がやや目立つぐらいで、肉などの固まりは見 当たりません。 味は「辛口」といってもやや辛い程度で、辛いのが苦手でも許容範囲かと思います。 段ボールに…

今通院している歯科医院、本当に信頼できますか?

やってはいけない歯科治療 2018年6月2日 肝炎、救急医療などを専門とする医療ジャーナリストが、「歯科診療」にスポットライトを当てた言わば 「告発本」である。 70年代から急増した子供の虫歯に対応するため、政府主導で歯科医を急増させた結果、現在歯科…

フィルターは必要悪だが、乗り越える策はある。「就活の見える化」を提言

学歴フィルター 2018年6月1日 5月末という就活シーズン真っただ中に、「学歴フィルター」とは実にタイミングよく出版された本である。 内容は学歴フィルターの現状について具体例を用いて解説、フィルターに引っ掛かる学生への対応策や、フ ィルターの弊害解…

Nゲージが複線で展示できます。客車、列車の3両は厳しいですが・・・

ナカバヤシ コレクションケース ワイド 2018年5月29日 1段にNゲージの線路が複線で展示できます。 使ったのは、1段当たりKATO Nゲージ 複線直線線路 248mmと124mmが各1本に、車止め線路D 35mmが 2本×2で計4本。これで左右がきっちりと収まります。 た…

アニメ業界を取り巻く環境を丁寧に解説、「このままだと日本は米国資本に圧倒される」

製作委員会は悪なのか? アニメビジネス完全ガイド 2018年5月27日 アニメ業界の置かれた現状とその構造を分かりやすく解説した本である。 タイトルに「製作委員会は悪なのか?」とあるが、その製作委員会についても、その成り立ちや役割、報酬 等について解説…

実現可能性の高いEVの未来図、無人タクシーは無料になる?

EVと自動運転――クルマをどう変えるか 2018年5月25日 具体的なデータをもとに、EV及び自動運転の未来図を分かりやすく描いた本である。 第1章では、自動車業界を取り巻く「モノ」から「コト」への環境の変化、第2章では独VWと中国の推進 するEV化の現状とFCV…

30分で読める「堀江氏のつぶやき207」 好き=遊び=仕事の時代は来るか

仕事も人生も娯楽でいい 2018年5月24日 著作を購入するのは初めてだが、各種メディアで同氏の発言は見聞きにしており、内容について予想はして いたが、まあ大方「想定の範囲内」だった。 その主張を突き詰めれば「今やりたいことに集中しろ。道はその先に開…

定年60歳からの「黄金の15年」、どう生かすかの選択肢を豊富な具体例で提案

定年準備 - 人生後半戦の助走と実践 2018年5月19日 定年の60歳から75歳までを、家族扶養の義務が減り、健康で自由時間の多い「黄金の15年」と筆者は名付 けている。 この「黄金の15年」をいかに自分らしく有意義に暮らすかのための、ヒントやアイディアが多…

ちゃんとした「酸化銀」ボタン電池です。「アルカリ」ではありません

酸化銀ボタン電池(SR626SW) 2018年5月17日 似たような商品で、「LiCB 20個 SR626SW ボタン電池 時計用」499円というのが出品されていますが、 これはレビューにもあるように「酸化銀電池」ではなく、「アルカリ電池」の可能性が高いようです。 「酸化銀…

前作が「国家の年表」なら、本作は「個人の予定表」。逃げ切り世代にも責任アリ

未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること 2018年5月16日 前作「未来の年表」が国家・政府の未来図だとすると、本書は「個人の予定表」といったところだろうか。 もともとベースとなる「未来」のデータが同じなので、内容がやや二番煎じになるのはやむ…