如月五月の「ちょっと気になる話題、情報を斜め視線から」

ちょっと気になる話題、情報を斜め視線で解説

定年・老後

「貧困」を語る心意気は買うが、内容は・・・

「貧困」を考えるうえで背けられない客観的事実(東洋経済オンライン) 大西 連 : 認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長 「2019年現在、「日本に貧困はない」と言う人はいません」という文章で始まる、現代社会の貧困問題を解説する記事「『貧困…

銀行の再生は「得意分野」を生かすべき

あおぞら銀「メガでも地銀でもない」戦略のわけ(東洋経済オンライン) 藤原 宏成 : 東洋経済 記者 経営破綻した日本債券信用銀行を前身とする、あおぞら銀行の社長インタビュー「あおぞら銀『メガでも地銀でもない』戦略のわけ」が8月26日付けの東洋経済オン…

「晩婚」「金銭教育」の主張を理解できないではないが・・・

ジム・ロジャーズ「晩婚の方がお金持ちになる」(東洋経済オンライン) 花輪 陽子 : ファイナンシャルプランナー シンガポール在住の著名投資家ジム・ロジャース氏のインタビュー記事「ジム・ロジャーズ『晩婚の方がお金持ちになる』」が8月11日付けの東洋経済…

65歳までは再雇用で、その後は個々の資質で働くのが現実

「管理職は年長者の役割」の発想を壊すべき理由(東洋経済オンライン) 高城 幸司 : 株式会社セレブレイン社長 高齢者の雇用問題について、なんとも理解しがたい不可解な記事「『管理職は年長者の役割』の発想を壊すべき理由」が7月29日の東洋経済オンラインに…

不動産は「負動産」を経て「腐動産」へ

マンションを「マイナス180万円」で売る…越後湯沢の“腐動産”で起きている不気味な事態(ビジネスジャーナル) 牧野知弘/オラガ総研代表取締役 越後湯沢などバブル期のリゾートマンションなどが無価値となり、売り手が手数料を支払って売却するマイナス価値…

日本人に必要なのは「投資教育」よりも「税と社会保障への理解」

「投資教育」以前に日本人に必要不可欠な金融リテラシーとは何か 大江英樹:経済コラムニスト 金融庁のレポートを引き合いにした老後資金2000万円不足報道をきっかけに、当初の政府の年金運用の責任を問う方向から、最近ではレポートの内容を冷静に整理する…

シニアには「ガラケー」「タブレット」の2台持ちがオススメ

もはや小学生から高齢者まで、持っていない人が少なくなったような感まである「スマホ」。 確かに、通話、メール、SNS、カメラなどの機能をコンパクトにまとめたスマホは利用価値が高い。特にカメラ機能はコンパクトカメラ市場を直撃、販売台数は2010年のピ…

貯蓄ノウハウの提案は評価できるが、タイトルは「貯蓄NG5鉄則」が正しい

30歳までに1000万貯めた人が語る「貯蓄5鉄則」(東洋経済オンライン) 松崎 のり子 : 消費経済ジャーナリスト 老後資金2000万円問題が世間を騒がすなか、7月9日の東洋経済オンラインに「30歳までに1000万貯めた人が語る『貯蓄5鉄則』」という記事が掲載された…

音楽プロデューサーの語る創造的定年後のススメ

定年クリエイティブ - 60過ぎたら創作三昧 - (ワニブックスPLUS新書) 中島 正雄 学生時代から音楽に携わり、その後も音楽制作会社などで様々な音楽活動を仕事にしてきた著者の「定年後人生のアドバイス」である。 タイトルに「クリエイティブ」とあるように…

サラリーマンが不動産投資をするならREITがオススメ

収益か投資家保護か「不動産情報サイト」の憂鬱(東洋経済オンライン) 7月3日の東洋経済オンラインに「収益か投資家保護か『不動産情報サイト』の憂鬱」という記事が掲載された。 大まかな内容はWebサイトで投資用不動産物件のビジネスを手掛ける各社が、投…

中高年男性よ、心と身体を動かせ、感動を取り戻せ!

バカになれ 人生の勢いの取り戻し方(朝日新書) 齋藤 孝 タイトル「バカになれ」は、仕事に全精力を注ぎ込んできたものの、気力・体力が衰え、人生に諦めを感じている中高年男性に向けた応援メッセージである。 第一章では、人生を苦しくする三本の鎖として…

人口減少への対応策は、自治体の集約ではなく社会のドット化

未来の地図帳 人口減少日本で各地に起きること (講談社現代新書) 河合 雅司 少子高齢化の進展で人口減少が避けられない日本。 著者は前著「未来の年表」で掲げた「戦略的に縮む」という手法について、地域間での格差に注目、人口が激減する大多数の「地方」…

運用コストに言及しない投信会社社長の笑ってしまう言い分

長期投資でも実はアクティブ投信が有利な理由(東洋経済オンライン) 6月13日付けの東洋経済オンラインに「長期投資でも実はアクティブ投信が有利な理由」というタイトルのセゾン投信の中野晴啓社長のインタビュー記事が掲載されていた。 その内容を要約する…

「精神論」による定年後の処世術

定年をどう生きるか 岸見一郎 これまで何冊か定年後の生き方をテーマにしたシニア本は読んできたが、どの書籍とも方向性というかアプローチの方法が異なるという点では、異色の内容である。 「はじめに」にあるように、定年を「人はなぜ生きるのか、どう生き…

人生に絶対の「正解」はないが、「不正解」はある

人生の正解(幻冬舎新書) 勢古 浩爾 この本のタイトル「人生の正解」を見たときは、ずいぶん大上段に構えた本で「人生の先輩として正解を語るとは大した自信だ」と、まずは関心した。 著者の作品をレビューするのは「定年バカ (SB新書) 」以来となる。定年…

こだわりのおやじ、「メシ」の持論を語る

定年からの 男メシの作法(SB新書) 東海林さだお タイトルは「定年からの男メシ」だが、内容は「中年以降の一人メシ」といった方が近い。その意味では昨年10月に出版された「ひとりメシの極意 (朝日新書)」とほぼ同じ方向性の本である。 巻末に引用した「初…

人生訓メモの集大成、その価値判断は読者に委ねられた

不惑の老後(SB新書) 曽野綾子 これはもう「書籍」というよりは、著者の人生訓メモの「寄せ集め」もしくは「集大成」と言った方が適切だろう。 何しろ、項目として立っている見出しが207もあり、出典一覧も67冊に上る。便宜上、全六章に章立てしているもの…

「弱者」の立場を知る著者が語る「正論」

人生の醍醐味(扶桑社新書) 曽野 綾子 読後の感想を一言で言えば、共感できる内容は多くとても参考になったが、タイトルや本書の帯に書かれた多数のコピーは「著者の伝えたい事とはあまり関係がない」だ。 まず著者の主張について。 本書を通じて著者が伝え…

投資理論の基礎固めには良書だが、米ダウ30種平均株価を過大評価?

人生100年時代の正しい資産づくり 岩崎日出俊 2019年4月1日 米系投資銀行のマネージング・ダイレクターを歴任、現在は独立して金融コンサル会社を手掛ける著者の、 個人向け投資理論の解説本である。 「まえがき」に書かれているが、本書では、グローバル、…

「参考」にはなるが「絶対」ではないかと

定年破産絶対回避マニュアル 加谷 珪一 2019年3月20日 最近よく見かける「老後」「定年後」のおカネをテーマにした対策本である。 タイトルには定年破産の「絶対回避」とあるが、著者が第五章で「未来のことについて『絶対』と言い切る のは、知的論議として…

孤独は「一人でいること」ではなく「自分を認識すること」

続・孤独のすすめ-人生後半戦のための新たな哲学 五木寛之 2019年3月8日 最近よく見かけることの多い「孤独」関連本だが、本書は大作家五木寛之氏が書いた「孤独のすすめ」の 続編である。 前作を読んでいないので恐縮ではあるが、本書の内容を簡潔にまとめ…

「好きなものを食べ」「毎日酒を飲む」という健康法

はつらつと老いる力 帯津 良一 2019年2月24日 いやはや何ともすごい健康法があったものである。 著者は東大医学部を卒業、82歳にして現役の医師なのだが、西洋医学⇒心理療法⇒ホリスティック医学と治 療方針を変えてきたことで、独自の診療方針を打ち立てたよ…

定年後の面白い生活には、定年前から自然体で準備を

定年前 50歳から始める「定活」 大江 英樹 2019年1月11日 「定年後」をテーマにした本は多いが、本書はその前段階の「定年前」の生き方をアドバイスする本である。 著者が本書を通じて伝えたいことのベースには、「おわりに」に書かれている「『ねばならない…

ポジティブに迎える「役職定年」のススメ

役職定年 河村 佳朗 , 竹内 三保子 2018年12月28日 役職定年という言葉を聞くと、おそらく誰もが「給料の減少」「地位と権限の消失」などを連想し、仕事へ の「モティベーションの低下」といったネガティブな思考になりがちだ。 本書では、「役職定年をポジ…

文学博士、老後の「おカネ」を語る。お薦めは株式投資

お金の整理学 外山 滋比古 2018年12月1日 英文学の博士号を持ち、お茶の水女子大の名誉教授である著者が、シニア層に向けて「おカネ」との付き合 い方をアドバイスする本である。 全6章189ページから構成されるが、本書の最大の特徴は、第5章から最後までの6…

ビートたけしは年をとっても「さみしさ」を感じない

「さみしさ」の研究 ビートたけし 2018年11月30日 あとがきで著者が、「いままで小学館から出す本は『世間への違和感』を毒舌で叩き切るスタイルだった」 と言うように、今回は「さみしさの研究」という一見雰囲気のまるで違うタイトルになっている。 という…

60歳前後限定の生活アドバイス。無理な人付き合いは「拷問」だ

俺たちの定年後 - 成毛流60歳からの生き方指南 - 成毛 眞 2018年11月9日 本書の特徴は、現在60代の著者が定年後生活のちょっと先輩として、これから定年を迎える60歳前後のサラ リーマンに向けて特化している、という点にある。 「はじめに」で「いま40歳代…

勉強法というよりはシニア向け生き方の指南本

60歳からの勉強法 定年後を充実させる勉強しない勉強のすすめ 和田 秀樹 2018年11月7日 過去に「勉強法」に関する著書を20年近く出し続けてきた著者が、これまでの資格取得等を目指す「イン プット型」勉強法から、「アウトプット型」へと方針を転換、中高年…

相当な「デジタル音痴」の中高年向け入門書としては高評価

リタイアライフが10倍楽しくなる定年デジタル 2018年10月7日 まず、あなたがAmazonで、このレビューを読んだり、カートを使って買い物を普通にしているという時点 で、この本はおそらく不要だろう。 と言ってもいいぐらい「相当にデジタル音痴な中高年」に向…

老後の低収入を補う資産運用、節約の「小技」を幅広く紹介

2018年10月7日 本書は、定年後の収入をあまり当てにできない人向けに、資産運用や節約のテクニックなど紹介するという のが趣旨である。 この手の本は森永氏のお得意分野のひとつではあるのだが、他にもファイナンシャル・プランナー(FP)な どが、多種多彩…