政治・政策・思想
ウーバーは日本のライドシェアを断念したのか(東洋経済オンライン) 中野 大樹 : 東洋経済 記者 配車アプリで世界最大手のウーバー・テクノロジーの日本法人ウーバー・テクノロジーのゼネラルマネージャーに日本での今後の事業戦略を聞くインタビュー記事「…
韓国人歓迎イベントに批判 道知事「交流は必要。感情的でなく」 新千歳など2空港(デジタル毎日) 昨年来の韓国の反日的な行動には、私自身「怒り」から「諦め」そして今は、「笑い」の対象になっていたのだが、ここにきて笑ってもいられない事態が起きてい…
「貧困」を考えるうえで背けられない客観的事実(東洋経済オンライン) 大西 連 : 認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長 「2019年現在、「日本に貧困はない」と言う人はいません」という文章で始まる、現代社会の貧困問題を解説する記事「『貧困…
「天才を潰し秀才を重用した」日本型組織の末路(東洋経済オンライン) 茂木 誠 : 駿台予備学校 世界史科講師 仕事の内容によって、必要な資質は異なるがそれは優劣を示すものではない。という趣旨の記事「『天才を潰し秀才を重用した』日本型組織の末路」が8…
私が見た、企業トップの女性活躍への"及び腰"(東洋経済オンライン) 坂東 眞理子 : 昭和女子大学理事長・総長 世界には「30%クラブ」という女性の取締役比率を30%に増やすことを目標とする民間企業の集まりがあるようだ。 8月13日付けの東洋経済オンライン…
専業主婦がいないと回らない日本の「構造問題」(東洋経済オンライン) 中野 円佳 : ジャーナリスト 専業主婦を前提とした現在の日本の雇用制度の変革の必要性を訴える対談記事「専業主婦がいないと回らない日本の『構造問題』」が8月7日付けの東洋経済オンラ…
日本人よ、真の「リア充」とは土地持ちの階級だ(東洋経済オンライン) 田宮 寛之 : 東洋経済 記者 「リア充」というキーワードが一般化して久しいが、「異性にモテるイケメン」「巨額の年収」「外資エリート」といったイメージを覆す意見を持つ作家・古谷経衡…
与党改選過半数確保との見通しが圧倒的とはいうものの・・・ 21日に投開票される参議院選挙への関心が低いようだ。産経・FNN合同世論調査によれば「参院選投票「必ず行く」55% 若年層は3割、投票率低い懸念」とのことで、「前回の平成28年参院選(…
何故、日本のメディアは冷静な分析ができないのか 日付を同じくして日本と韓国のオンラインメディアに、日本の韓国向け輸出規制に関する記事が掲載された。 7月11日付けの現代ビジネスでは経済ジャーナリストの磯山友幸氏が「韓国が「反日運動」すればする…
お金の未来年表 (SB新書) 朝倉 智也 「お金の未来年表」というタイトルから、この本に興味を持った人は、将来の株式や不動産などの資産価値に関する予想やそれに対応する資産運用のノウハウを期待するかもしれない。 水を差すようで恐縮だが、読後の感想を…
未来の地図帳 人口減少日本で各地に起きること (講談社現代新書) 河合 雅司 少子高齢化の進展で人口減少が避けられない日本。 著者は前著「未来の年表」で掲げた「戦略的に縮む」という手法について、地域間での格差に注目、人口が激減する大多数の「地方」…
ドキュメント-誘導工作-( 中公新書ラクレ) 飯塚 恵子 本書のタイトルの原題は「inluence operations」だそうで、直訳すると「影響作戦」になるが、台湾で訳された「誘導工作」が一番ぴったりくる、との考察に基づいている。 サブタイトルにもあるが「誘…
日本史A 改訂版(山川出版) 老川慶喜、加藤陽子、鈴木淳、高埜利彦、高村直助 結論から言えば、本書のタイトル「日本史」は誤解を招くだろう。正確には「日本近現代史」であり、史実としては明治維新以降の内容しかカバーしていない。 逆の見方をすると、同…
内閣情報調査室 公安警察、公安調査庁との三つ巴の闘い(幻冬舎新書) 今井 良 タイトルは「内閣情報調査室」だが、その内容は政府が統括する「公安」に関する組織とその具体的な仕事についてだ。 つまり、内閣が直接管轄する同調査室に加えて、警視庁公安部…
実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた(PHP新書) 橋下徹 本書のキモは2つ。組織のトップに立つ者の物事の進め方の要点とその実績、そしてもはや著者のライフワークとの言うべき大阪都構想の狙いだ。 一つ目のトップの在り方だが、橋下氏のやり方のポイン…
アルコール依存症は一人では治せない 最近、選挙に連戦連勝で勢いが戻ってきた維新の会に思わぬ逆風が吹いている。 言うまでもなく丸山穂高国会議員の「北方領土を取り返すには戦争うんぬん」という発言だ。 発言内容はお粗末そのもので、批判する気も萎える…
人生の醍醐味(扶桑社新書) 曽野 綾子 読後の感想を一言で言えば、共感できる内容は多くとても参考になったが、タイトルや本書の帯に書かれた多数のコピーは「著者の伝えたい事とはあまり関係がない」だ。 まず著者の主張について。 本書を通じて著者が伝え…
誰の味方でもありません 古市 憲寿 本書は週刊新潮に掲載中の同タイトルのエッセイを、雑誌に掲載された当時のまま新書にまとめた内容である。文末に後日談を補足しているが。 従って、私を含めて新潮を購読している人には既読感はあるが、著者の立ち位置を…
政治家も官僚も国民に伝えようとしない増税の真実 高橋洋一 2019年3月7日 本書は、消費税の引き上げの必要性を否定することを主たる目的としているが、その背景にあるのは、消費 税の在り方そのものに対する世間の誤認識があるという主張だ。 具体的には、「…
リベラルを潰せ ~世界を覆う保守ネットワークの正体 金子 夏樹 2019年3月1日 筆者はあとがきで、「可能な限り、中立を期して書くようにしたつもりだ」と、左派、右派のどちら側にも 偏らず、公平な分析をもとに本書を執筆したとしているが、読後の感想から…
日本進化論 落合 陽一 2019年1月10日 ポリテックとは、政治(Politics)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語だが、著者との対談の なかで、小泉進次郎氏は「『テクノロジーによって何が可能になるか』といった観点を政治の議論に取り入れ ていく…
明日の日本を予測する技術 「権力者の絶対法則」を知ると未来が見える! 長谷川 幸洋 2018年12月15日 本人が終章で「東京新聞という極端に左に傾いた新聞社に勤めながら、保守中道路線を貫いた」(p234) と述べているように、異色の記者経歴を持つ著者の政…
日経新聞と財務省はアホだらけ 高橋洋一、田村秀男 2018年12月14日 元大蔵官僚の高橋洋一氏と元日経新聞記者の田村秀男氏の対談本である。 本のタイトルは、日経と財務省をコケにしているが、その矛先の大半が日経新聞向けられている。より具体 的に言えば日…
日本会議・肯定論 濱田浩一郎 2018年12月8日 本書にも多数紹介されているが、ここ最近は「日本会議」を日本を陰から牛耳る黒幕のようなイメージで批 判的に語る本が多いように感じていた。 私自身は日本会議の主義・主張に詳しくはないし、特に支持している…
国家はいつも嘘をつく --日本国民を欺く9のペテン 植草 一秀 2018年12月3日 厳しい安倍政権批判で知られる植草氏の最新刊である。 いつの時代も権力者は批判に晒されるのは常なので、まあ予想していた内容ではあるのだが、読後の印象と しては、良い悪いは別…
未来年表 人口減少危機論のウソ 高橋洋一 2018年11月2日 昨年ベストセラーとなり話題を集めた「未来の年表」に真正面から反論するというのが本書のタイトルのよ うだが、実際の内容は人口問題、移民、年金、雇用といったテーマで巷に溢れる常識を覆すことを…
原発都市 歪められた都市開発の未来 2018年10月6日 著者は、茨城大学教授で都市工学を専門としている。茨城と言えば、原子力に関する知識が乏しい私でも「 東海村」の名前が挙がるが、本書はその東海村が何故「原子力村」と呼ばれるようになったか、またどう…
日本が売られる 2018年10月5日 まず、本書のタイトル「日本が売られる」を見た際に想像したのは、「少子高齢化の進む日本の将来に悲観 的な投資家が、株や債券や円を売って、日本経済が破綻する」というシナリオだった。 ところが実際の内容は全く違っていて…
日本アホバカ勘違い列伝 2018年9月19日 タイトルからして過激なので想像はしていたが、著者の終始一貫、徹頭徹尾の悪口雑言には「唖然」を通り 越して「茫然」のレベルだった。 まず第一章で、「勘違い人間」を、「世襲人間」「能力がないのに有名になって図…
社会保障入門 2018年9月17日 タイトルは「社会保障入門」だが、新書としては総ページ数350と文章量は多く、その範囲も「年金」に始 まり「医療」「介護」「労災」「障害者福祉」と多岐に渡る。 それぞれの項目がその成り立ちから仕組み、問題点まで詳細に説…