如月五月の「ちょっと気になる話題、情報を斜め視線から」

ちょっと気になる話題、情報を斜め視線で解説

政治・政策・思想

「戦後の昭和」は良かった・・・というお話。ネオリベは諸悪の根元なのか

〈平成〉の正体 なぜこの社会は機能不全に陥ったのか 2018年8月14日 本書は7章から構成されるが、その内容を突き詰めると、 1. 工業化社会が進展した戦後の昭和の時代は良かった 2. 平成になってポスト工業化社会となり、社会的分断、格差が広がった 3…

石破氏の主義、主張がよくわかる。日本の将来は「地方」にかかっている(らしい)

政策至上主義 2018年7月14日 7月下旬に正式に自民党の総裁選出馬を宣言すると見られる石破氏の政治家としての主義・主張を明らかに する本である。 まず一読して感じたのは「よく考えられた構成、内容になっている」という点だった。 具体的には、政治家の…

4冊目の「アホノミクス」本、お疲れ様です

窒息死に向かう日本経済 2018年7月7日 2015年から始まった角川書店から出版する「アホノミクス本」は本書で4冊目となるそうだ。ちなみにタイ トルに含まれる言葉は「脱・アホノミクスのすすめ」に始まり、2冊目が「完全崩壊に備えよ」、3冊目は「 断末魔…

日本は崩壊しない、ただし懸念事項はある

日本の崩壊 2018年7月6日 日本政治史の泰斗・御厨貴氏及び古代ローマ史の第一人者・本村凌二氏という二人の東大名誉教授の対談 である。 タイトルは「日本の崩壊」だが、当然ながら各氏が得意とする古代ローマ帝国の崩壊の過程や、歴史的な天 皇制の位置づけ…

「発想力」「行動力」「継続力」を兼ね備え持った将来の首相候補の経歴

小泉進次郎 日本の未来をつくる言葉 2018年7月1日 本書は、農林中金の外為ディーラー、フジテレビのNY支局長などを経て、現在解説委員を務める著者が、 NY駐在中に初めて会って以来、取材メモとして残してきた(が、報道に使用されなかった)「素材」を世の…

世界有数の識者8人、世界の近未来を語る――内容の濃いインタビュー

未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか 2018年6月20日 国際ジャーナリストという肩書が一番しっくりくる著者が、国際情勢、社会問題などの各分野世界で有数の 知識人8人に「未来」をテーマにインタビューした本である。 大抵の新書は1時間ぐらいで読み終え…

問題先送りはあと20年が限界――「核技術」は安全保障のうえで必要不可欠

逃げられない世代 ――日本型「先送り」システムの限界 2018年6月16日 東大経済学部卒→経済産業省キャリア官僚(7年半)→フリーランス(5年半)という経歴を持つ著者が、 日本の抱える「社会保障」と「安全保障」をテーマに問題提起をする本である。 第1章…

守旧派の中高年世代への強烈な苦言、「差別なき自由な世界を」

朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論 2018年6月13日 タイトルに「朝日」とあったので、興味本位で読んでみたが、「朝日新聞」とはほとんど何の関係もなく、 世界及び日本を「保守」「リベラル」という概念から解説する内容だった。 これは食わず…

元財務官僚、財務省をぶった切る。「国の借金1000兆円はウソ、財政再建はすでに達成されている」

これが日本経済の邪魔をする「七悪人」だ! 2018年3月7日 過激なタイトルの付いた本ですが、内容も同様に相当過激。 筆者は、安倍総理を支持(アベノミクスを及第点の70点と評価)しており、本書は反安倍総理の「マスコ ミ」「護憲政党」などへの攻撃から始ま…

一級品の取材力

2004年8月26日 野中広務 差別と権力 過去にも何冊か著作を読んだが、さらにパワーアップした取材力は見上げたものである。おそらくこの本に 記載されている内容の数十倍の調査、取材、裏付けを行ったはず。野中広務という政治家に留まらず、過去 の政争の実…