如月五月の「ちょっと気になる話題、情報を斜め視線から」

ちょっと気になる話題、情報を斜め視線で解説

格差・貧困

日本人の給料が安いとは言っても、いきなりの「転職」「独立」は・・・無謀

本人の給料がまるで上がらない決定的な要因(東洋経済オンライン) 坂口 孝則 : 調達・購買業務コンサルタント、講演家 30代、40代のいわば稼ぎ頭ともいえる世代の給与は10年前に比べて大きく下がっている――日本人の給料が世界的に見て主要国よりも低い水準…

再婚がうまくいく秘訣は「他人」ではなく「過去の自分」と比較

過去より幸せになる「大人の再婚」密かな醍醐味(東洋経済オンライン) 大宮 冬洋 : ライター 3人に1人が離婚すると言われるなかで、当然ながら「もう二度と結婚なんか御免」という人もいれば、「良い縁に出会えて再婚に成功」する人もいる。 12月6日付けの…

不動産を購入するなら、まずは「地盤」と「ハザードマップ」の確認を

武蔵小杉をあざ笑う人々に映る深刻な社会分断(東洋経済オンライン) 真鍋 厚 : 評論家、著述家 昨日夕方に東洋経済オンラインに流れた記事「武蔵小杉をあざ笑う人々に映る深刻な社会分断」を読んで、思うところがあったので「ごく自然」に思うことをコメン…

若年層の就職への近道は「自信」を取り戻すことから

「就活ひきこもり」の社会復帰を阻む4つの壁(東洋経済オンライン) 川畑 翔太郎 : UZUZ 専務取締役 昨今話題となる「人手不足」問題について、働き盛りである若年層の失業者を社会復帰させることで解消を目指すとする記事「『就活ひきこもり』の社会復帰を阻…

死に至る「関係性貧困」という状況の怖さ

「生活保護でも幸せ」を訴える33歳女性の半生(東洋経済オンライン) 中村 淳彦 : ノンフィクションライター 買い物依存症で生活が破綻、自殺を思い立つが直前に何とか回避、その後支援する関係者の協力もあって、先の見える人生を踏み出す――というストーリー…

就職氷河期の就職支援は「官民」の複合政策で

俺たち「就職氷河期世代」1700万人を忘れるな(東洋経済オンライン) 田宮 寛之 : 東洋経済 記者 バブル崩壊後の就職氷河期に正社員として就職できず、非正規雇用のまま40歳前後になった人たちへの「就職支援策」の具体例を紹介する記事「俺たち『就職氷河期世…

「貧困」を語る心意気は買うが、内容は・・・

「貧困」を考えるうえで背けられない客観的事実(東洋経済オンライン) 大西 連 : 認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長 「2019年現在、「日本に貧困はない」と言う人はいません」という文章で始まる、現代社会の貧困問題を解説する記事「『貧困…

「晩婚」「金銭教育」の主張を理解できないではないが・・・

ジム・ロジャーズ「晩婚の方がお金持ちになる」(東洋経済オンライン) 花輪 陽子 : ファイナンシャルプランナー シンガポール在住の著名投資家ジム・ロジャース氏のインタビュー記事「ジム・ロジャーズ『晩婚の方がお金持ちになる』」が8月11日付けの東洋経済…

会社は社員を守るとは限らない。障がい者雇用の重い現実

パワハラですべてを奪われた56歳男性の絶望(東洋経済オンライン) 藤田 和恵 : ジャーナリスト 障がい者雇用制度の拡充(精神障碍者を対象に含める)など政府が、対策を進めているのは事実だが、現場となる会社組織ではまだ「差別」が続いていることを明ら…

都内の土地持ちだけが「リア充」ではない

日本人よ、真の「リア充」とは土地持ちの階級だ(東洋経済オンライン) 田宮 寛之 : 東洋経済 記者 「リア充」というキーワードが一般化して久しいが、「異性にモテるイケメン」「巨額の年収」「外資エリート」といったイメージを覆す意見を持つ作家・古谷経衡…

結婚願望の強い女性の「あぁ勘違い」がひどすぎる

300万人男余りでも女性が婚活で苦労する背景(東洋経済オンライン) 荒川 和久 : ソロもんラボ・リーダー、独身研究家 もともと結婚願望は女性の方が強い、というのは昔から言われていたように思うが、具体的なデータで検証、婚活市場では男性が大量に余って…

積極的な新卒フリーランスという生き方

クラウドソーシングで生活する「若者の実情」(東洋経済オンライン) 藤田 和恵 : ジャーナリスト 大卒の就職率が高水準にあるなか、あえてフリーランスを選択するという新卒を紹介する記事「クラウドソーシングで生活する『若者の実情』」が7月10日付けの東…

「弱者」の立場を知る著者が語る「正論」

人生の醍醐味(扶桑社新書) 曽野 綾子 読後の感想を一言で言えば、共感できる内容は多くとても参考になったが、タイトルや本書の帯に書かれた多数のコピーは「著者の伝えたい事とはあまり関係がない」だ。 まず著者の主張について。 本書を通じて著者が伝え…

「正義」を語るときは「謙虚」も忘れずに

誰の味方でもありません 古市 憲寿 本書は週刊新潮に掲載中の同タイトルのエッセイを、雑誌に掲載された当時のまま新書にまとめた内容である。文末に後日談を補足しているが。 従って、私を含めて新潮を購読している人には既読感はあるが、著者の立ち位置を…

あぶないのは「中の上家庭」、紹介事例が盛りだくさん

あぶない家計簿 横山 光昭 2018年11月14日 貯められない家計へのアドバイスを得意とするファイナンシャルプランナー横山光昭氏の最新作である。 日経新聞電子版で連載のコラム「もうかる家計の作り方」が元ネタなので、同コラムを読んでいれば内容が 被る可…

読みにくい上に、内容が中途半端。企画自体に無理がある

格差社会を生き抜く読書 佐藤 優, 池上 和子 2018年11月9日 作家の佐藤優氏と児童養護の専門家である池上和子氏という豪華な顔ぶれによる「格差社会」言い換えれ ば「貧困」をテーマにした対談本である。 読む前はかなり期待していたのだが、実際に読んでみ…

貧困問題を伝えるのは難しい。解決はさらに困難だ

貧困を救えない国 日本 2018年10月20日 本書は「貧困」をテーマにした識者2人の対談である。 阿部氏は、米MIT卒業後ODAなどで貧困問題に携わったことはあるが、現在は貧困や社会保障を専門とする 首都大学東京の教授である。 一方の鈴木氏は、自身が脳梗塞…

解説は詳しい、ただし「事実」と「意見」は区別が必要

社会保障入門 2018年9月17日 タイトルは「社会保障入門」だが、新書としては総ページ数350と文章量は多く、その範囲も「年金」に始 まり「医療」「介護」「労災」「障害者福祉」と多岐に渡る。 それぞれの項目がその成り立ちから仕組み、問題点まで詳細に説…

「戦後の昭和」は良かった・・・というお話。ネオリベは諸悪の根元なのか

〈平成〉の正体 なぜこの社会は機能不全に陥ったのか 2018年8月14日 本書は7章から構成されるが、その内容を突き詰めると、 1. 工業化社会が進展した戦後の昭和の時代は良かった 2. 平成になってポスト工業化社会となり、社会的分断、格差が広がった 3…

著者得意の独自ネタが満載、金融業界を中心に世の中の仕組みの実態に迫る

「階級格差」時代の資産防衛術 2018年6月10日 須田氏の著書は何冊か読んだことがあるが、世の中であまり語られない金融関係の「裏事情」に精通してい るというイメージがあったが、本書でもお得意の独自ネタが満載である。 ネタのオリジナルを売りにする金融…

弱者の側に立った社会階級論、非正規雇用者の貧困化は加速する

新・日本の階級社会 2018年1月20日 まず本書は、「格差は容認できないほど大きくなっており、格差を縮小させ、より平等な社会を実現が必 要という認識に立っている」(第七章冒頭)ということを前提に読む必要がある。 そのうえで、個人的に各章のポイントを…

さらなる負担を強化すべきは、努力も苦労もせずに多額の遺産を引き継ぐ者への相続税だ

底辺への競争 格差放置社会ニッポンの末路 2017年11月9日 著者は良くも悪くも弱者の立場に立っているようだが、本作に価格相応の中身はない。文中に「中流層の負担 を引き上げて下流層に分配するしかない」と主張しているが、これには同意できない。多くの中…