如月五月の「ちょっと気になる話題、情報を斜め視線から」

ちょっと気になる話題、情報を斜め視線で解説

やっかいな反日国家、無理して付き合う必要があるのか?【追記あり】

 

朝鮮半島統一後に日本に起こること ~韓国人による朝鮮半島論~

2018年9月2日

 韓国生まれの韓国育ちで生粋の韓国人ながら、2017年から日本で暮らし3年半後に帰化する予定という著者
が、韓国人の気質、民族意識、対日感情などを「韓国人」の目から解説する内容である。

 本書の趣旨を要約すると、韓国人には「自分たちが他民族より優れているという民族意識」と「北朝鮮も民
族としては同一であるという親北思想」が根底にあり、この偉大なる漢民族が偉大ではない生き方をしている
のは、「自分たちの責任ではなく、加害者がいるため」であり、「その最大の加害者が日本である」ということ
になる。

 この考え方を進めていくと、将来韓国と北朝鮮がひとつにまとまった場合、北朝鮮の国民が経済的に優位な
韓国に大量に流入するとになり、国家として共通の認識を持つ必要が生じることで「反日思想」が強化され、
その結果が「日本への核ミサイル攻撃」になる、という。

 もともと何故韓国がこれほど「反日」であるのかその真意は疑問であったが、本書で韓国人の「民族性」が
主因であることが分かったし、この問題はおそらく未来永劫に解決不可能であるということも十分理解できた。

 個人的な感想を言えば、ここまで反日感情を剥き出しにする国家とあえて「付き合う」必要があるのか大い
に疑問を感じた。

 日本が電子部品分野などで韓国からの輸入に依存している部分はあるだろうが、政治と経済を分離して、政
治的には何を言われようが「無視する」という選択肢を取ってもよいのではないか。いちいち相手にするから
付け上がるという側面はあるだろう。

 東南アジアに目を向ければ、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムなど日本に友好的で将来経済発展
が有望な国は結構ある。中央アジア、西アジアも同様である。こういった多数ある親日国と政治・経済面で国
交を深め、韓国との経済関係を弱めていく方が日本にとって外交上も選択肢が増えて望ましいはずだ。

 また、マスコミもアジアと言えば東アジアの「中・韓・北」ばかり報道し、他のアジア国家に関しては絶対
的、相対的に情報が少ないのも問題だろう。個人的には反日国家の動向などあまり関心はないし、特段読みた
くもない。

 いくら経済協力をしても何の恩義も感じないどころか、年を追って反日感情を強める韓国にこちらが低姿勢
を続ける意味や必要性がどこにあるのか。何を言われようが、万一に備えて冷静沈着に防衛力を拡充していけ
ば良いだけの話である。

 数年後にはあるかもしれない世界的な景気後退受けて、韓国が再びIMFの支援を受けるような事態になって
も、日本は「通貨スワップ」などの経済支援を一切行わないのが正解だと信じている。

【追記】
 韓国人がいかに反日的かは韓国の有力新聞、朝鮮日報、中央日報のWeb日本語版を見れば一目瞭然だ。記事
の半分は「韓国は偉い、立派、すごい」という記事で、残りの半分は「日本は悪い、汚い、酷い」という論調
で満たされている。日本語版ということで記事を意図的に編集している可能性はあるが、韓国のマスコミの対
日観を知るにはいい材料だろう。