男の手作り燻製 ― 自慢の肴で今宵も一杯
2019年3月17日
本書は初心者向けの燻製の手引き本であるが、その特徴は調理例の写真が食欲をそそるようにうまく撮れて
いること。
当然ながらアップの写真が多いのだが、どれもトライしてみたいと感じるなかで、なかでも旨そうなのは
当然ながらアップの写真が多いのだが、どれもトライしてみたいと感じるなかで、なかでも旨そうなのは
「燻製チャーシュー」と「鴨肉の燻製」。どちらも外側がパリッと、内側がしっとりとしていて、酒飲みでな
くても食してみたいと思うこと間違いなし。
調理法の解説も簡潔、丁寧で理解しやすいうえ、難易度、調理時間などが料理ページの上部に共通項目とし
調理法の解説も簡潔、丁寧で理解しやすいうえ、難易度、調理時間などが料理ページの上部に共通項目とし
て書かれているのも配慮がきいている。
やや気になったのは、「燻製入門」の項にある道具の説明。燻製機(中華鍋で可)とカセットコンロとスモ
やや気になったのは、「燻製入門」の項にある道具の説明。燻製機(中華鍋で可)とカセットコンロとスモ
ークチップの3点があれば調理可能とあるが、実際の調理の解説では「70℃で20分燻煙」などの表記があり、
温度計は不可欠なのだが、中華鍋に使える温度計の説明がないのは残念。
とはいえ、他の燻製入門本も見てみたが、作り方の解説が主体で本書のように「燻製やってみたい感」をそ
とはいえ、他の燻製入門本も見てみたが、作り方の解説が主体で本書のように「燻製やってみたい感」をそ
そる調理例を写真で前面に出している本は見当たらなかった。その点だけを見ても本書はオススメである。
まずは中華鍋で簡単にできる調理「味付け卵の燻製」などから始めて、徐々に機材とレパートリーを増やし
てくのが良いと思う。