如月五月の「ちょっと気になる話題、情報を斜め視線から」

ちょっと気になる話題、情報を斜め視線で解説

丸山穂高議員の行くべきところは「国会」ではなく「断酒会」だ!

アルコール依存症は一人では治せない

 

 最近、選挙に連戦連勝で勢いが戻ってきた維新の会に思わぬ逆風が吹いている。

 言うまでもなく丸山穂高国会議員の「北方領土を取り返すには戦争うんぬん」という発言だ。

 発言内容はお粗末そのもので、批判する気も萎えるのだが、維新の会の松井代表は北海道まで謝罪に向かうようで、「除名」も妥当な処分だとは思う。

 ただ、議員辞職勧告に関する動きを受けて丸山議員が「知っている議員のスキャンダルを暴露する」といわば「逆ギレ」もいう反撃に出たのに対して、自民党の一部がこの脅迫に怯えて議員辞職勧告決議に及び腰になっているという報道を聞いて、なんとも情けなくなった。

 酔った勢いで暴言を吐くのがまず馬鹿らしい行動だし、追及されて逆ギレするのはもはや駄々をこねる子供レベル、その子供の駄々に押されて腰が引けている自民党という構図を見ると、これが国民を代表する国会議員なのかと考え込んでしまう。

 丸山議員についていえば、以前にも酒で問題を起こしているようで当時は「断酒宣言」までしたそうだが、結局その約束は守れなかった訳だ。これらの経緯を見る限り丸山議員はアルコール依存症の可能性がある。

 私の周囲にもアルコール依存症もしくは過去に依存症だった人はいるが、彼らに共通しているのは「依存症を自ら積極的に認めることはまずない」ということだ。

 24時間365日アルコールから離れられなくなるなど、自分を自分でコントロールできない状態になってはじめて、治療を受けざるを得ないことを認識するそうだ。

 治療には「アルコール依存症専門の医療機関」「アルコールを飲むと気分が悪くなる抗酒剤」「依存症患者の集まり断酒会」の3つが欠かせないと言われている。

 依存症が疑われる丸山議員がこれから向かうべきは、「国会」ではなく「断酒会」ではなかろうか。

 アルコールと切れない限り、また同じような問題を起こすことは火を見るよりも明らか。彼を支えてきた後援者たちは今後立ち直ってまともな大人として議員活動を望むなら、本気で本人を説得すべきだろう。