姑が過剰介入する結婚に絶望した彼女の告白(東洋経済オンライン)
婚活市場には、まだこんな男が生息していたのか、と思わせる記事「姑が過剰介入する結婚に絶望した彼女の告白」が6月27日付けの東洋経済オンラインに掲載された。
記事は女性が2回目の男性からの結婚アプローチを受けて、結婚相談所を主宰し仲人でもある著者に相談するという話なのだが、内容の大半はタイトルにある一回目の結婚の失敗談が大半を占めている。
要約すると、都内の大手金融機関に勤めていて真面目だけが取り柄の男性を気に入って婚約したが、その後彼氏の実家を訪問してから一転して、歯車が逆回転するというもの。その主因は「マザコン」だ。
その具体的な内容は以下の3つ。「実家への挨拶にスーツでこなかったことへの非難」「結婚後の住まいを当初の都内の賃貸マンションから実家を二世帯に建て替えに変更」「彼女側の披露宴参加者が少ないのを人材派遣で穴埋め提案」だ。
このいずれもが男性の母親からの「干渉」が濃厚なのである。記事によれば、父親は大手金融機関の重役、母親は絵にかいたような教育ママで、幼少期から親の言うことには逆らえなかったらしい。
とはいえ、大手金融機関で最近出世したという42歳である。それなりの役職で部下もいるはずだ。これは推測だが、上(親や上司)から言われたことを「真面目」にこなすのは得意なのだろう。逆に言えば、自分で物事を考えて結論を出すのは不得手というか不可能と思われる。
こんな男が出世する金融機関というのも、はっきり言って環境が激変する可能性が高い金融業界で生き残れるのか怪しい。
これは個人的な感想だが、今まで見てきたマザコン(気質を含む)で周囲が納得できるレベルまで出世した男は見たことがない。自分の考えを持たず行動もできない人間にリーダーが勤まるはずがないのである。
誤解のないように言うが「母親を尊敬する」のと「マザコン」は主体性の有無という点で別物である。
記事では、二回目のプロポーズを受けた男性と無事に結婚して新たなスタートが始まるという結末で終わっている。
とにかく、マザコンという最低のつまらない男との結婚というトラブルを避けて、良き配偶者と出会えたことに心から「おめでとう! よかったね」と言ってあげたい。
ついでに言えば、マザコン男には「いっそのこと母親と結婚すれば?」とアドバイスしたい。