「自分はダメ親」と悩む人を変える"魔法の言葉"(東洋経済オンライン)
7月4日付けの東洋経済オンラインに「『自分はダメ親』と悩む人を変える"魔法の言葉"」という記事が掲載された。子育てに失敗していると認識している3人の子供の母親が、どうしていいかわからないという相談を、一般社団法人教育デザインラボ代表理事の石田勝紀氏に持ち掛け、それに石田氏が対する回答というスタイルだ。
石田氏が記事で伝えたいことは、第一パラグラフの見出しにある「子育てには「親自身の自己肯定感」を上げるのも大切」ということに尽きる。
具体的な方法としては「楽しいね~」「面白いね~」「ワクワクするね~」の3つの言葉を子供に言い聞かせることで、自身の自己肯定感も向上するというものだ。
この記事に直接関係する訳ではないが、ふと思い浮かんだのが、ナポレオン・ヒルの著作「思考は現実化する」(日本では1988年に新版が、2014年に文庫版が出版された)。
当時は新版が出た頃は結構話題になったはずだが、あやふやながら記憶をたどると、本の内容は「人間の潜在能力は氷山のように大部分は水面下に隠れている。これを思考することで現実のものにすることができる」という趣旨だったと思う。
著者の言いたいことは、この「思考は現実化する」を「言葉は現実化する」と置き換えてもいいということだろう。
まあ、暗い表情と言葉遣いをしていれば、周囲も次第に似たような雰囲気になるし、
マイナスがマイナスを呼び込むというのは、自分の経験から見てもあながち間違いではない。
「楽しいね~」などの発言は、記事にもあるが要は「心の持ちよう」でありおカネがかかるわけではない。いつまでもウジウジ悩んでいるなら、ちょっとした気分転換を兼ねて試しに実践してみて損はないだろう。
ただし、実行するにあたっては「すぐに効果が出るはず」などという過大な期待をせずに、まずは「これ楽しいかも?」と心のなかで呟いて、マイナス思考の方向の角度を少し変えるぐらいの気持ちからスタートしてもいいのではないか。
とエラそうなことを言いつつ、自分も無意識のうちに「子供の学力が向上しないのは自分のせい?」と落ち込むことが多いんですが・・・