如月五月の「ちょっと気になる話題、情報を斜め視線から」

ちょっと気になる話題、情報を斜め視線で解説

突然のめまいで救急車で搬送されました。病名は前庭神経炎

 前触れもなく、原因不明で突如襲われるという現実

 

 ここ3日ほどブログの更新をしていませんでした。

 これは書く「ネタ」が尽きたのではなく、19日に自宅で倒れて救急搬送されたためです。

  起床時にベッドから起き上がると、突然のめまいで目の前の景色がグラグラと揺れ、焦点も定まらず、平衡感覚が失われて、そのまま床へとダウンしたまま動けず、そのまま救急病院に救急車で運び込まれました。

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 搬入先の病院では、頭部MRIなど様々な検査をされ、救急担当の医師からは「良性発作性頭位めまい症(BPPV)と思われる」との診断を受けたのですが、昨日耳鼻科で診察を受けたところ、「BPPVではなく、前庭神経炎の可能性が高い」との診断でした。

 

 私も50代後半になって、いろいろと身体にガタはきていますが、今回のような「突然の強烈なめまい」で平衡感覚を失って歩けなくなるというのは初めての体験で、一瞬「脳梗塞」の可能性も考えたのですが、MRIでは異常がなかったのが幸いでした。

 

 これが通勤途中で駅のホームを歩いていた時などに起きたらと考えたらゾっとそました。

 この前庭神経炎は、内耳にある前庭と三半規管で体の傾きの感覚を感じ取り、それを脳に伝える神経「前庭神経」が、何の前触れもなく炎症を起こすのが症状で、正確な原因が分かっていないという特徴があります。

 

 また、数時間から数週間程度で症状は自然治癒し、再発の可能性も低いようですが、私の場合は3日経過してもまだまっすぐに歩くには無理があります。めまい止めの薬は処方されていますが。

 

 診察した耳鼻科の医師の説明では、「前庭神経炎は数カ月に1人来るかどうかの珍しい病気」だそうですが、とにかく原因がわからないので、根本的な治療も予防もできないというのが今後のことを考えると怖いです。ちなみに、男女に関係なく、3050代に多くみられる症状のようです。

 

 このブログを読まれた方が、この前庭神経炎になる可能性は低いと思いますが、患者となった者として言えば、急激なめまい、それも「立ち眩み」レベルではなく、目の前の景色が「グルグル回る」ように感じたらしかも、「疲れがたまったことによる一時的な貧血」などと自己判断せずに、すぐにその場で救急車を呼んだ方がいいです。

 脳内出血の可能性もあるので、早めに診断を受けた方がいいのは確かです。

  何ら前兆がなく、原因も不明、しかも治療法も確立していない病気が、こんな身近にあったことにまだ戸惑っています

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 あと、救急車で搬送されたのは初めての体験でしたが、救急隊員の方々の対応は見事なでした。サイレンの音が車内に響いてこないのもありがたい配慮。

 ただ気になったのは、乗り心地。路面の凸凹や段差が結構身体に響きました。患者さんによっては、気分が悪くなるかもしれません。車体の構造上仕方がないのでしょうが。