エントリーモデルがクーポン適用で6月14日まで
私はWindowsXP時代からノートPCを趣味で使っているのだが、中長期的なトレンドとして性能の向上が著しい一方で価格の低下が急激に進んでいる。
世間では半導体不足が言われており、一部の自動車メーカーが車載用の半導体を調達できず生産調整に追い込まれているほどだから現実問題として品不足は確かなのだろう。
PC業界も全体としてはこの影響を受けている。昨年の新型コロナの影響でテレワーク勤務が普及したのに伴い、昨年はノートPCがかなり売れたようだ。今年に入って在宅勤務用の売れ行きはピークアウトしたようにも見えるが、今度は半導体不足の影響でPC全体の価格が下げ止まらない状況に見える。
こうしたなか、パソコン大手のDELLがとてつもない低価格のノートPCを発売していた。機種名はVostro 15 3000(3500) 【即納】エントリープラスモデル。
下図がその広告の一部なのだが、標準価格が80,278円とエントリーモデルとしては結構なお値段なのだが、これが割引価格では43,978円となり、さらに6月14日まではオンライン限定で16,500円OFFのクーポンを適用すると、販売価格は27,478円にまで下がるのだ。標準価格からの割引率は65%強となる。しかもこの価格は消費税、配送料が込みなのだ。本体の実質価格は2万円に近い。
ちなみに、価格comで同様の仕様、OS(Windows10 Home)、画面サイズ(15.6型)、解像度フルHD(1920 x 1080)で検索すると、最も安いものでも42,200円だ。
もっともこのランキングのうち上位4種はCPUにAMD Athlon Silver 3050Uを搭載(CPUスコア3199)しており、ここで紹介するDELLのインテルCeleron 6305(CPUスコア2246)よりも数段優れているのは確か。とは言え、Webを閲覧したり、メールや文書を作成するぐらいなら何の問題もないだろう。メモリは4GBと最低限だが、ストレージとして256GBのSSDを搭載している。
私自身この機種をすでに注文済なのだが、実は今年2月頃にもこの製品の旧モデルを購入している。この時の価格は24,000円台で、今よりさらに安かったのだが、画面の解像度がHD (1366×768)と低かったほか、ストレージもHDDだったので、単純に比較はできない。
ということで、サブ機としてはもちろん「とにかく安いノートPCが欲しい」という人には打ってつけだと思う。
ただ重さが約1.8kgあるので、持ち運びには向いていない。基本的には自宅での利用になるだろう。またDVDドライブも搭載されていないのでパッケージソフトをインストールするには別途外付けのドライブが必要になる。もっともAmazonで2000円ちょっとで購入できるので大した問題ではないが。
繰り返しになるが、ノートPCを20年以上使ってきた経験上、このDELLの2.7万円台というのは間違いなく「お買い得」だ。当面新たなノートPCの必要性がなくても、「とりあえず万一のための1台」としてもおススメしたい。