如月五月の「ちょっと気になる話題、情報を斜め視線から」

ちょっと気になる話題、情報を斜め視線で解説

巷の定年本に反旗、「何もしない」という選択肢があっていい

定年バカ

2017年11月22日

 巷に溢れる「定年後の生き方指南本」とは正反対の立場をとる定年本である。

 筆者は定年後に「主体的に何もしない」という選択肢があってよいと説く。「趣味」「生き甲斐」
「社会との繋がり」などは必要不可欠なものではなく、個々の考え方次第でどうでもいいことだと。

 恥ずかしながら巻末に列記された定年本(★1)を何冊か読んでおり、その内容にどこか腑に落ちない点を
感じていたが、この本「定年バカ」で自分の定年に対する認識を改めることができた。

 数年後に控えた自分の定年後を想像すると、おそらく「何かしなくては」という焦りはなく、「やりた
いことがあればするし、なければ何もしない」という主体的な生き方ができそうな気がする。