如月五月の「ちょっと気になる話題、情報を斜め視線から」

ちょっと気になる話題、情報を斜め視線で解説

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

イヤホンは「話しかけ防止」に効果あり

小学館『NEWS ポストセブン』が運営する動画ニュースサービス『News MagVi』で興味深いコンテンツがあったので紹介したい。 【動画】イヤホンは「話しかけないで」の意思表示なのか|NEWSポストセブン 30秒程度の短い動画なのだが、要約すると「他人から話し…

【連休企画】大型連休期間中に自宅の地震対策を確認しよう!

確認したい地震対策のチェックポイント20 【連休企画】 今月27日から5月6日まで10連休という人も多いと思いますが、旅行客の集中などで内外の観光スポットは、「混む」「待つ」「高い」が嫌いな私にとって「非常に苦手」な場所となります。 これを回避す…

読む価値があるのは全182ページ中、第三章の36ページ

世界が変わる「視点」の見つけ方 未踏領域のデザイン戦略 佐藤 可士和 何とも厳しい評価のタイトルだが、読後の感想はそのままである。 当然ながら読み手の価値観は様々なので異論はあろうが、なぜ私がそう感じたかと言えば、第二章までの143ページ(全体の7…

「正義」を語るときは「謙虚」も忘れずに

誰の味方でもありません 古市 憲寿 本書は週刊新潮に掲載中の同タイトルのエッセイを、雑誌に掲載された当時のまま新書にまとめた内容である。文末に後日談を補足しているが。 従って、私を含めて新潮を購読している人には既読感はあるが、著者の立ち位置を…

晴海フラッグ、見落としがちな2つの視点

話題の晴海フラッグを見てきた 総分譲戸数4145戸というとてつもない規模の湾岸マンション「晴海フラッグ」の販売が5月に始まるというので、現地を見学してきた。 【工事の進むPARK VILLAGE側】 東京オリンピック選手村の再利用ということもあって話題を集め…

根底にあるのは「信じる価値をどのように社会に認めてもらうか」という信念

1本5000円のレンコンがバカ売れする理由 野口 憲一 タイトルを見て「いわゆる価格戦略のマーケティング本ね」と思った人には「半分当たっている」と言っておく。 というのも、もう半分の中身はまさに本書のテーマであるレンコンらしい「泥臭い試行錯誤の体験…

住宅情報誌SUUMOの縮小が止まらない。最近のマンション動向を反映?

SUUMO新築マンション2019.4.16号 駅ナカのスタンドに置かれている新築マンション情報のフリーペーパーSUUMOの掲載内容の縮小が止まらない。 今年に入って週刊発行だったのが隔週刊に変更になったのだが、掲載される物件の数も減少、最新の4.16号(東京市部・…

如月五月、書評ブログを始めました

Amazonの元ベスト100レビュアーの如月五月が2019年4月ブログを始めました。 書評をメインに今注目したい情報について、簡潔にわかりやすく解説することを心がけています。 Amazonのレビュアーとしては、2019年1月に87位まで上昇、ベスト100レビュアーも獲…

挫折を知るからこそ、強く、勝てる存在に

競輪選手 博打の駒として生きる 武田豊樹 2019年4月11日 通算10人目となる獲得賞金15億円を達成した超一流の競輪選手・武田豊樹氏の競輪に対する思いが書かれ た本である。 デビューが29歳というプロの競技選手というのは他にまずいないと思うのだが、そこか…

「情報弱者」の行きつく先にあるのは「死」

情報だけ武器にしろ。: お金や人脈、学歴はいらない 堀江 貴文 2019年3月30日 過激なタイトルで恐縮だが、著者の言いたいことを突き詰めればそういうことだ。 要するに積極的に「情報」を取りに行かないと時代に取り残されて、社会的にも肉体的にも「貧困」…

「書く」ことは、「かく」ありたいという人生を「描く」ことだ

「書く」習慣で脳は本気になる 茂木 健一郎 2019年4月2日 脳科学者である著者が、「書く」ことの重要性とメリットを解説している。 全6章から構成されるが、各章の最後に「まとめ」が箇条書きで書かれており、その一部を紹介すると、 「脳は怠け者なので、…

歴史を知るには役に立つが、「反骨」な内容は少ない

東京人 2019年 05 月号 2019年4月3日 この「東京人」という雑誌を手に取るのは初めてなので、本誌の読者層や過去の経緯などは知らないので 恐縮だが、店頭で表紙の特集(多摩・武蔵野)に惹かれて読んでみた。 タイトルは「反骨の多摩、武蔵野」だが、その内…

家庭用として利用価値はあるが、センサーの感度が・・・

AGPTEK トイレ消音器 流水音発生器 2019年4月8日 家庭用でお手頃価格のトイレ消音装置はなかなか見当たらなかったのですが、この商品は3000円台とお手頃 で大きさもコンパクト、操作も簡単です。 音量が調整できて、音源も選択できるのはいいんですが、セン…

イージーリスニングの代表曲、愛川欽也さんがオススメ

愛のテーマ ラヴ・アンリミテッド・オーケストラ 2019年4月7日 Amazonで購入 1998年の作品ということですから、すでに20年以上前になります。ただ昔を振り返ると1970年代のラジオ の深夜放送で愛川欽也さんが、やたらとこの曲を推奨していたのを記憶している…

投資理論の基礎固めには良書だが、米ダウ30種平均株価を過大評価?

人生100年時代の正しい資産づくり 岩崎日出俊 2019年4月1日 米系投資銀行のマネージング・ダイレクターを歴任、現在は独立して金融コンサル会社を手掛ける著者の、 個人向け投資理論の解説本である。 「まえがき」に書かれているが、本書では、グローバル、…

「参考」にはなるが「絶対」ではないかと

定年破産絶対回避マニュアル 加谷 珪一 2019年3月20日 最近よく見かける「老後」「定年後」のおカネをテーマにした対策本である。 タイトルには定年破産の「絶対回避」とあるが、著者が第五章で「未来のことについて『絶対』と言い切る のは、知的論議として…

調理例の写真が食欲をそそる。解説も簡潔、丁寧

男の手作り燻製 ― 自慢の肴で今宵も一杯 2019年3月17日 本書は初心者向けの燻製の手引き本であるが、その特徴は調理例の写真が食欲をそそるようにうまく撮れて いること。 当然ながらアップの写真が多いのだが、どれもトライしてみたいと感じるなかで、なか…

観光は有望な事業になりうるが、弊害も多大。「適切な」管理、制限は不可欠

観光亡国論 アレックス・カー, 清野 由美 2019年3月11日 著者のアレックス・カー氏は来日して55年、自ら築300年の古民家を購入し、地域再生コンサル等を手掛け る「観光」の専門家である。 本書では、政府主導で「観光立国」を目指す日本が観光客の急増に対…

孤独は「一人でいること」ではなく「自分を認識すること」

続・孤独のすすめ-人生後半戦のための新たな哲学 五木寛之 2019年3月8日 最近よく見かけることの多い「孤独」関連本だが、本書は大作家五木寛之氏が書いた「孤独のすすめ」の 続編である。 前作を読んでいないので恐縮ではあるが、本書の内容を簡潔にまとめ…

消費税は引き上げどころか、そもそも不要?

政治家も官僚も国民に伝えようとしない増税の真実 高橋洋一 2019年3月7日 本書は、消費税の引き上げの必要性を否定することを主たる目的としているが、その背景にあるのは、消費 税の在り方そのものに対する世間の誤認識があるという主張だ。 具体的には、「…

LTE対応、フルHD、メモリ8GB、SSD240GBでこの価格はお買い得

mouse ノートパソコン LTE対応 SIMフリー 2019年3月2日 購入時には5万8000円台だったが、現在はちょっと値上がりしているとはいえ、LTE対応(Docomo)で、 液晶はフルHDの13.3インチ。メモリも8GBあって、SSDは240GBと十分。 唯一気になるのがCPUがCeleron …

どう読んでも「中立を期して書いた」公平な分析とは到底思えない

リベラルを潰せ ~世界を覆う保守ネットワークの正体 金子 夏樹 2019年3月1日 筆者はあとがきで、「可能な限り、中立を期して書くようにしたつもりだ」と、左派、右派のどちら側にも 偏らず、公平な分析をもとに本書を執筆したとしているが、読後の感想から…

「好きなものを食べ」「毎日酒を飲む」という健康法

はつらつと老いる力 帯津 良一 2019年2月24日 いやはや何ともすごい健康法があったものである。 著者は東大医学部を卒業、82歳にして現役の医師なのだが、西洋医学⇒心理療法⇒ホリスティック医学と治 療方針を変えてきたことで、独自の診療方針を打ち立てたよ…

マンションの買い手に問う。「将来のリスクを背負う覚悟はあるか」

負動産時代 マイナス価格となる家と土地 朝日新聞取材班 2019年2月23日 都心ではタワー型を中心に分譲マンションに根強い需要があるが、本書はマンション 購入、賃貸アパート経営などで将来抱えることになる多大な不動産のリスクに警鐘を鳴 らしている。 前…

読みやすく、分かりやすいが、やはり世界史は難しい

400字で読む あらすじ世界史 祝田 秀全 2019年1月13日 1項目につき見開き2ページで400字、全250ページから構成される世界史入門書である。 私はこれまで社会人として最低限の教養は持つべきとの考えから、様々な世界史の手引書を読もうとしてき たが、どれも…

定年後の面白い生活には、定年前から自然体で準備を

定年前 50歳から始める「定活」 大江 英樹 2019年1月11日 「定年後」をテーマにした本は多いが、本書はその前段階の「定年前」の生き方をアドバイスする本である。 著者が本書を通じて伝えたいことのベースには、「おわりに」に書かれている「『ねばならない…

不動産の選択基準は「街」になる

街間格差-オリンピック後に輝く街、くすむ街 牧野 知弘 2019年1月11日 大手デベロッパー出身で東京の不動産市場に精通し、わかりやすい解説を個人的に高く評価している牧野氏 の最新刊である。 今回のテーマは「街」。これまで東京23区の地域差は「行政区」…

日本の命運は「ポリテック」が握る。カギは住民の理解

日本進化論 落合 陽一 2019年1月10日 ポリテックとは、政治(Politics)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語だが、著者との対談の なかで、小泉進次郎氏は「『テクノロジーによって何が可能になるか』といった観点を政治の議論に取り入れ ていく…

「読書」は「体験」、「体験」は「人格形成」に影響する

読書する人だけがたどり着ける場所 齋藤 孝 2019年1月9日 コミュニケーション論など専門とする大学教授の著者が、「読書」をテーマにその意味と価値を語る本で ある。 大学生が本を読まなくなった、いう話は割と聞くが、著者によれば「大学の先生も教養のた…

ポジティブに迎える「役職定年」のススメ

役職定年 河村 佳朗 , 竹内 三保子 2018年12月28日 役職定年という言葉を聞くと、おそらく誰もが「給料の減少」「地位と権限の消失」などを連想し、仕事へ の「モティベーションの低下」といったネガティブな思考になりがちだ。 本書では、「役職定年をポジ…