如月五月の「ちょっと気になる話題、情報を斜め視線から」

ちょっと気になる話題、情報を斜め視線で解説

昭恵夫人には「自宅籠りの楽しみ方」を動画配信してもらえば?

その積極性と注目度を生かさない手はない

 

 安倍首相夫人の昭恵さんへのバッシングが激しい。親しい有名芸能人ら10人以上の仲間との集合写真が3月26日にインターネット上で公開されたのがきっかけらしく、国会でも追及された。

 

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 まあ常識的に考えれば、政府や自治体が外出の自粛などを国民・市民に要請しているのに、そのトップの奥さんが率先してグループで花見というのは少なくとも褒められる話ではない。しかもその写真を公開してしまうというのは「脇が甘すぎる」と言わざるを得ない。

 

 4月4日付けの東洋経済オンラインでは「安倍首相、昭恵夫人をコントロール不能なわけ コロナ下の花見と布マスク配布で大炎上」というタイトルの記事のなかで、「夫の足を引っ張る夫人は、首相のアキレス腱だ(自民党の閣僚経験者)などと非難する声が相次いだ」、「ツイッターでは「首相夫人がレストランで13人の『桜』宴会は駄目」「史上最悪な“ワーストレディ”では」との書き込みが相次いだ」ことなどが紹介されている。

 

 要するに昭恵夫人の自由奔放な性格と神出鬼没な立ち振る舞いが、今回は「悪目立ち」している訳だ。様々なマスコミの報道を見る限り、安倍首相も夫人の行動には関与できないようで国会の答弁でも擁護に徹している。ある意味では「惚れた者の弱み」状態なのかもしれない。反論はあろうが、安倍首相の「一貫して家族を守る」という姿勢は個人的には嫌いではない

 

 悪評が大きいとはいえ、ここまで各種パフォーマンスが耳目を集める昭恵夫人の存在感はとても貴重だ。であればこれを現在の非常事態時に上手に生かさないのは非常にもったいないと思う。具体的には、その積極的な性格を逆手にとって「自宅籠りの楽しみ方」の動画を撮って、Youtubeなどで配信してはどうだろうか。

 

 居酒屋を経営し、多種多彩な料理への知見があろう昭恵夫人ならではの独創的な料理を作ってみるもよし、抜群の人脈を持つだろうから専門家からオススメの映画やドラマを紹介してもらい、視聴した感想を語ってもいいだろう。

 こうした内容の動画配信をすれば、「いままでのアッキーとは異なる一面を発見できた」といった反応も見込めるかもしれない。少なくとも世間の注目を集めることは確かだろう。

 

 しかも、自宅での「楽しみ方」を伝えることで、結果として国民の外出が減るという効果も狙える。知り合いから昭恵夫人に提案してみてはいかかだろうか。

 もっとも、料理にしても映画鑑賞にしても昭恵夫人の事だから「友人を集めて大騒ぎ」になっては逆効果だということは予め釘を刺しておきたい。あくまで「一人で」が重要なのである。

 

 これは偶然なのだろうが、同日の東洋経済オンラインには経済コラムニストの大江英樹氏の「『外出自粛』それでも出かける人を抑える方法」という記事も掲載されている。

 記事では「報道する側としては、呼びかけに対してそれを無視する人たちを紹介するほうが、ニュースの映像になると考えてやっているのかもしれませんが、これは逆効果ではないか」と指摘、「むしろ、『自粛して出歩かない人が多い』ということを積極的にメディアで取り上げるべきではないでしょうか」と提案している。

 

 この大江氏の趣旨に沿えば、私の提案する「昭恵夫人の自宅籠りの楽しみ方」を動画配信すれば、昭恵夫人の新たなイメージが広まり、視聴者は自宅籠りの楽しさを知り外出を控えるので、結果としてコロナウイルスの拡散が抑えられるという多角的な効果が期待できるはずだ。意外性という観点から動画パフォーマンスへの評価も上がるだろうから、昭恵夫人も満足感を得られるだろう。

 

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 安倍首相には、良くも悪くも政策面リーダーシップがあるのは事実なのだから、ここは昭恵夫人とも相談して「外出自粛キャンペーン」の一環として動画配信を是非検討してほしいと思う。

 動画配信で得た収益金は「マスク製造支援金」として寄付すれば、さらに評価は高まるはずだ。