如月五月の「ちょっと気になる話題、情報を斜め視線から」

ちょっと気になる話題、情報を斜め視線で解説

JR東日本初の無人コンビニ、かなり狭いが使い勝手はいいかも

 30日にJR中央線の武蔵境駅のnonowa口改札(西口)に、JRのコンビニ「NewDays」としては初となる無人店舗がオープンした。
 
 コンビニはよく利用するが、セルフレジは知っていても「無人」というのは初めてなので、開店初日にどんなものかと覗いてみた。

 外から見た店構えは普通の「NewDays」と変わらないが、正面に「こちらはキャッシュレス店舗です」との大きな看板が掲げられている。

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外観。普通の店舗と見た目は同じ

 店の売り場面積は通常の店舗よりも奥行きがなくて「相当」小さい。両脇に商品の陳列棚があって、通路は人は2人すれ違うのがやっとの狭さ。
 品ぞろえも、ガムなどのお菓子のほか、おにぎり、パン、飲料などがほとんど。弁当はなかった。これは電子レンジの利用を想定していないからだろう。ちなみに商品を入れるカゴもない。

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店内の様子、結構狭い

 さて肝心の無人レジだが、正面に操作方法が表示される(日、英、中、韓の4か国語が可能)。まず、商品を端末の左下にある「バーコード読み取り」に当てる。すると代金が表示されるので、「支払いボタン」をタッチする。
 ここで、支払い方法「Suica」か「クレジットカード」を聞いてくるので、どちらかを選択。そこでSuicaカードを端末右下のタッチパネルに当てて支払い、レシートが出力されて支払い完了となる。必要に応じて端末の下にあるレジ袋を引き出す。
 

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無人のレジ、2台ある

 今日は開店初日とあって、物珍しさから買い物客も多いようだったし、レジの操作方法をサポートするスタッフも2人常駐していた。
 さて、実際に利用した感想だが、飲み物やお菓子をちょっと買うというようなケースでは便利だと思う。つまり「買うものが決まっていて、支払いをすぐに済ませたい」という急いでいる人には向いている。有人レジのように小銭をちまちま数えて支払うといった「時間のかかる客」がいないので待つというストレスが溜まらない。
 
 一方で、気になる点もあった。まずはSuicaなど交通系のカードかクレジットカードという2種類の支払い手段しか使えないということ。現金はもちろん、最近はやりのスマホ決済もできない。
 それと2つある出入り口が「入口・出口」で区別されていないので、ただでさえ狭い店内の通路が「入る人」と「出る人」で通行困難になること。

 あとは、店舗の外観の間口だけ見れば普通のNewDaysの店舗と変わらないので、入店したはいいが奥行きが狭く、品ぞろえの少なさに失望してしまうかもしれない点だ。
 
 ただ、いずれも時間が経てば解消する「慣れ」の問題だと思う。ちなみに駅の東側改札の外には普通の有人レジのNewDaysもある。
 
 まだ実験店舗の段階だと思うが、客の流れがスムースになって効率化が証明されれば、いずれ多くの店で導入されると思う。
 個人的にコンビニで一番面倒だと個人的に思っているのは「レジに並ぶこと」なので、こういう効率的な店舗は大歓迎である。