如月五月の「ちょっと気になる話題、情報を斜め視線から」

ちょっと気になる話題、情報を斜め視線で解説

特集、国産車、外車のページ配分が良いSUV入門書

 

2019年 国産&輸入 SUVのすべて

2018年12月12日

 現在はミニバンに乗っているのだが、最近人気のSUVにも興味が出てきたので、とりあえず概要が判る本を
探していて見つけたのが本書。

 結論から言えば、SUVの現状をよく知らない初心者には分かりやすい内容だった、というのも、全140ペー
ジを巻頭の特集「コンパクトSUV」「電動パワートレイン」が約20ページ、国産車が60ページ、外車も同じく
60ページとバランス良く配分されているからだ。

 また個別の各車紹介も、基本は写真を中心に見開き2ページ、主要車は4ページとメリハリを付けた構成にな
っているうえ、記載は少ないが試乗レポートも一応掲載されており、カタログにはない内容も含まれている点
も評価できる。

 あえて注文を付けるとすれば、燃費の表示がフォレスターなど一部の車で「JC08」モードしか掲載されてい
ないこと。CX-5には「最新のWLTC」モードが掲載されているので、どのような基準で燃費表記を採用して
いるのかよく分からない。

 あとこれはこの類の雑誌の宿命かもしれないが、おそらく次回数か月後に発行の同じタイトルの内容は、ほ
ぼ今回と同一であろうという推測が付くこと。

 車自体の仕様変更がないのだから仕方がないのではあるが、読む側としては次回の購入は掲載された半分以
上の車がモデルチェンジをしているはずの2年以上先で十分だろう。